錆びる心

桐野夏生 著

朝起きると、夕べ一緒に呑んでいた友人は、バツがわるそうに、そそくさと帰っていった。
そして妻は置き手紙を残して家を出ていた。
あまりの酒乱ぶりに、ジェイソンというあだ名までついていたことを知った男。
自分だけがしらない、自分のもう一つの顔とは!
他5作、全6話の短編集。


どことなく不気味な空気が漂っていて、勝手に衝撃的なオチを期待してしまうのですが、案外さらりとしていて肩すかしをくらいます。それをねらって作っているような気さえいします。前半で今後の展開を期待させるような話をしておいて、そのまま普通に終わっていくところにリアルさを感じます。

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