幽霊の径

幽霊の径
赤川次郎 著


黄昏時、桂木令子は一人の女性とすれ違います。
女性は令子に「あなたが生まれて来たのは間違いなのよ」そう言って消えてしまいます。
以来令子には死んだ人間が見えるようになります。
女性はいったい何者なのか。
やがて周囲で次々と人が死に、令子自身も彼らの世界に引き込まれそうになっていきます。


幽霊が出てくる話ですが、あんまりそちらの怖さはありません。そのあたりは赤川さんらしいというか。
令子はカツラギ・グループ社長、桂木貞介の孫娘です。
ある日、うだつの上がらない父康男にかわり、後継者に選ばれた令子の(まだ幼い)弟が、事故で急死します。
訃報を聞いた貞介の一言「約束が違う」の意味がわからないまま、令子はどんどん死者の世界との距離を縮めていきます。
一家は後継者を巡って泥沼状態になり、欲望の中で関係者が次々と非業の死を遂げていきます。
事態を食い止めることができないまま、令子の前に現れた女性の正体を知ることになりますが、女性の過去には、それはそれは恐ろしい秘密が隠されています。

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ジャンル : 本・雑誌

紗央里ちゃんの家

紗央里ちゃんの家
矢部嵩 著

小学5年生の主人公は、夏休みを利用し、父親と一緒に、従姉の紗央里ちゃんの家に泊り行くことになります。
紗央里ちゃんの家には、祖父母(父親の両親)と叔母夫婦そして紗央里ちゃんの5人が住んでいましたが、主人公と仲が良かった祖母は、数か月前に亡くなっていました。


こんな感じの設定で始まり、主人公が父親と共に紗央里ちゃんの家に着きますが、呼び鈴をならしても反応がありません。数十分待たされた挙句、出てきた叔母さんは、なんと血まみれ。
叔母は、魚をさばいていたと言いますが、明らかに様子が変です。そして紗央里ちゃんの姿もありません。
異変を感じ、この家の秘密を探ろうとした主人公は、洗濯機の下から人間の指を発見します。
祖母の死にも疑問を持ち始めていた主人公は、この指が祖母のものか、それとも行方がわからない紗央里ちゃんのものか、さらなる調査を開始しますが・・・・。


そもそもこの少年、指を見つけた時点で大騒ぎしないところから、すでに壊れている徴候がありますが、話が進むにつれ、いよいよもって狂ってるとしか思えない行動をとりはじめす。登場人物すべて狂っています。やってることも、言ってることもよくわからなくなってきますが、そこにまた怖さを感じます。手の込んだストーリーや下手な解釈は一切不要。狂ってるやつはそれだけで怖いというシンプルかつ強烈なホラーです・

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じいさん武勇伝

じいさん武勇伝
竹内真 著


孫の目線で、ひたすらじいさんの武勇伝を語っている、猛烈に面白い本です。
強くて厳しくて優しいじいさんです。
序盤は、わりと身近な所でじいさんが繰り広げたお話が語られます。
その後、数年の時がたち、じいさんは、なんと孫の小学校時代の担任と再婚します。
そこから外国の海で遭難。漂流生活をし、奇跡の生還をはたす話になり、そこからがクライマックスです。
宝探し。海賊。世界中を巻き込んだ大きな事件を巻き起こします。
たいくつする暇なんかありません。

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ジャンル : 本・雑誌

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